ALPINE V6 TURBO


大人4人が乗れる2+2クーペ

D501 V6 TURBO 1976年A310にV6を搭載した頃から、ミッドシップのNGA(New Generation Alpine)計画として構想されたが、5ターボの人気により計画が遅れる。そして1980年にA310に近い形式のレイアウト、GTA(Grand Tourismo Alpine)計画として再スタート。

参考文献からルノーのフラッグシップモデルとして開発され、多くのルノー開発技術者とデザイナーが関与しており、もはや往年のアルピーヌではない。A110から見るとあのアルプスを駆け巡るアルピーヌの印象はなく、オートルートを高速巡航するイメージ。でも私はそんなV6Tが好きである。
エクステリア A310のスタイルを基調にルノーのデザイナーがまとめたデザインは、英・伊・独・米車の何れにも似ていない独特のアウトライン。部分部分の線・面を見るとバラバラにも感じるが、全体を通すと妙にバランスが良く感じられる。要するに美しい。まさに美しさと妖しさ、そしてターボの狂暴さを持ち合わせたシャロン・ストーンである。(?) そして、時々『カマロですか?』と聞かれる。(笑)
インテリア ガンディーニに委託されたインテリアデザインは、メーターナセル回りなど一部スーパーカーにも通じる(?気分次第)。但し、材質がプラスティッキーなので質感はいまいち。A610になると十分国産に対抗できる程しっかり作られている。ホールド性の良いシートは皮が固く、擦れて破れやすい。イタ車の皮のような臭いはありません。
エンジン 言わずと知れたPRV。縦置V型6気筒は低回転域ではドロ〜ンとしているが、いざ3,000prm以上になると突然ドッカ〜んと炸裂するターボパワー。5,000rpmともなると重いイメージが吹き飛ぶ程、トルクの波に乗り軽快に回ってくれます。しかし長時間ターボーゾーンに突入したままだと温度が心配です。

社会的不適合車協同組合による、怒涛のインプレッション!

参考文献:ネコ・ヒストリックカーブック 9 "ALPINE" 出版社ネコ パブリッシング.


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